and collection

 

Buff Monster

バフ・モンスター

1979年生まれ、ハワイ出身。 ニューヨークを拠点とし、明るい色、大胆な線、独特なキャラクターを使用して世界をより良い場所にすることを目的として活動するストリートアーティスト。作品には、自信、個性、幸福の象徴であるピンクが使用され、主にヘビーメタル、アイスクリーム、ポップアート、日本文化、グラフィティに影響を受けている。15年以上にわたり世界中の壁画を描き、バンクシーが監督を務めたドキュメンタリー映画「Exit Through the gift shop」にも参加。ブリストル市立博物館の常設コレクションに作品が展示されており、Apple、Disney、CONVERSE、Samsung、NIKE、Coca-Colaなど、著名なブランドとのコラボレーションを行い、現在は「Stay Melty」というブランド名で、様々な限定版のグッズをリリースし圧倒的な支持を集めている。

Art Style

おもちゃ箱をぶちまけたかのようなビビッドな配色にポップで可愛らしい片目のアイスクリームのキャラクター、Mr.Melty(ミスターメルティ)が織りなすストーリー性のある絵は多くの人々を惹きつけ魅了させる。バフは10代前半にグラフィティ制作を開始し、17歳でカリフォルニアに移り、名門私立大学であるUniversity of Southern California(USC)にて経営学と美術を学び、学士号を取得。彼の創造性は様々な分野に広がり、今日に至るまで、ストリートアート・キャンバスアート・トレーディングカードなど多くの媒体を通して自身のアートを発信している。

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Mr.Melty

Hercules at the Crossroads, 2016

Mr.Melty

彼の作品のインスピレーションは17世紀のバロック期のオランダやフランスで盛んに描かれたヴァニタス画から影響を受けている。通称、寓意画とも呼ばれ、人生の虚しさや虚栄の儚さをそれらを象徴する物を配置することで暗示した静物画である。そして彼が生み出したMr.Meltyは現代のヴァニタスのメタファーであり、人生と時間の経過を表しているという。楽観的で自信家なメルティは目の前の幸せに固執してしまい、自分が溶けて無くなる運命には気づいていない。現代における栄枯盛衰をMr.Meltyという愛らしいキャラクターに準え、鑑賞者へ生と時間の儚さを謳っている。

Biography

Biography

2013

Converse Mural "Wall to wall"
Buff Monster x Converse

コンバースは数年間、「Wall to wall」という広告キャンペーンを開催しており、人気商品であるチャックテイラーを連想させるデザインをアメリカを代表するストリートアーティストたちに各々のスタイルで壁画を描いてもらう。アメリカ全土の壁画に描かれ、選出された1つの壁画はJUXTAPOZというアートマガジンの表紙を飾る事となる。この年、バフの作品が選出され、翌年の2014年にはチャックテイラーとのコラボレーションが実現。

Summer 2016

Minions Capsule Collection 

Buff Monster x Illumination

ミニオンズの産みの親であるイルミネーションは毎年、ミニオンのカプセルコレクションを展開している。この年のコラボレーションアーティストとして、バフが選出された。トロピカルをテーマにバフを象徴するミスターメルティがミニオンに扮装し、夏を連想させる可愛らしいデザインとなっている。このイベントに合わせてTシャツ、デニム、水着などのアパレルグッズも同時に披露された。

February 2020

Justin Beiber ”CHANGES”

Album Jacket Design

世界最大のポップアイコンであるジャスティン・ビーバーはバフ作品のアートコレクターでもある。彼はバフの世界観やアート、デザインに魅了された1人でもあり、2020年に自身のアルバムである「CHANGES」のレタリングデザインをバフへ依頼をする。2019年に開催されたジャスティン・ビーバーとヘイリー夫妻のチャリティーオークションにもバフの作品が登場し、彼らの長年の親交の深さが伺える。

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