このたび、AND COLLECTION Contemporary Artでは、
MR BRAINWASHの個展「 JAPAN IS BEAUTIFUL Artworks by MR BRAINWASH 」を開催いたします。
本展では2023年に制作した新作や国内では滅多に見ることのないメディウムを使用した作品から大規模オブジェクト作品、そして本展のためにMR BRAINWASHが描き下ろした限定キャンバスなど世界に一つしかない希少なプライマリー作品を多数、展示販売いたします。
2008年、アート界に彗星の如く現れたミスターブレインウォッシュ。常に自身の心のままに突き進み、新たな道を切り開いてきた。
破天荒ともいえる彼の行動は嵐のように周囲を巻き込み、様々な展覧会やプロジェクトを通してアートの概念を超えた革新的な手法で私たちに人生の素晴らしさを伝えてきた。
彼の自由奔放で前向きな人間性は数々の作品に映し出されており、アーティスト活動15年目を迎える現在も、カラフルで刺激的な作風とポジティブな言葉は世界中の多くの鑑賞者に活気と希望を与え、その波は年々拡大している。
ミスター ブレインウォッシュの愛と情熱に満ちた作品を通じて、自身にしかない人生の豊かさや尊さを再考するきっかけとなるでしょう。
MR BRAINWASH HISTORY
成功を追い求め自由の国へ
インベーダーとの出会い
1990年代後半になると、服への興味が薄れ、ビデオカメラを回すことに専念し始める。次第に熱狂的な趣味となり家族や友人からは「カメラ中毒」と言われていた程である。
1999年、フランスに里帰りをしたことをきっかけに従兄弟がモザイクタイルアーティストとして活躍するスペースインベーダーであることを知る。当時のストリートアート界で先鋭的な活動をしていた従兄弟との出会いはティエリーにとって大きな衝撃であり、瞬く間にストリートアートにのめり込み、アーティストたちの制作活動のアシスタントを行う傍ら記録撮影を始める。
一本の電話
その後、ティエリーはインベーダーの紹介でシェパード・フェアリーとの交流を筆頭に、著名ストリートアーティストたちの制作活動を記録に収め、アマチュアカメラマン兼アシスタントとして行動の幅を広げる。更にはストリートアーティストのドキュメンタリー映画制作を決意する。
しかし、アートの舞台裏を迫るには唯一欠けている人物がいた。それがグラフィティアートのカリスマ、バンクシーである。当時から決して素顔を明かすことなく、破天荒な創作活動を繰り広げアート界に革命を起こしていた彼は、ティエリーにとっては夢のような人物であった。そんな中、友人からの一本の電話をきっかけに念願のバンクシーとの接触が実現する。
運命を変える人物との出会い
バンクシーはアメリカでの個展「Barely Legal」を企画しており、その前段として自身の作品を街中に残そうと考えたいた。彼はイギリス出身のためアメリカの土地勘がなく、いわば、コーディネーターを探していた。
ティエリーのこれまでのストリート活動が評価を得ていたことや、彼自身のアートに対する情熱が伝播し、その大役にティエリーが抜擢された。そして、顔を映さないことを前提にバンクシーのあらゆる制作風景の撮影という夢をも実現したのである。この出会いから彼の運命が大きく揺れ動くこととなる。
ミスターブレインウォッシュの誕生
初の大規模個展開催
40歳にして初の個展「Life Is Beautiful」をハリウッドで開催する。6mの巨大ロボットや2万冊の書籍を積み上げて制作したピラミッドなど、インパクトのあるアート作品を数多く展示し、来場者は5万人を超え、ロサンゼルスの人気雑誌「LA Weekly」の表紙を飾り注目を集めた。会場には何時間も列ができ、熱心なアートファンたちは、作品を一目見ようと、警備の目を盗んでゲートを駆け抜けた。当初の会期は5日間の予定だったが、さらに2ヶ月間延長された。ミスターブレインウォッシュの噂が広まるにつれ、彼の作品は世界中のギャラリーやショーに登場した。
- MR BRAINWASH 「 JAPAN IS BEAUTIFUL Artworks by MR BRAINWASH」
- 会場 : AND COLLECTION Contemporary Art (表参道ヒルズ B2F)
- 会期 : 2023年11月7日(火) – 22日(水) 11:00 – 20:00
ミスター ブレインウォッシュ
MR BRAINWASH
バンクシーによって誕生した脚光を浴び続けるストリートアーティスト
イギリスの覆面芸術家として知られるバンクシーによって制作されたドキュメンタリー映画「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」にてミスターブレインウォッシュ誕生ストーリーが描かれている。バンクシーの勧めでアーティストとして活動を始め、初のエキシビジョン「LIFE IS BEAUTIFUL」を2008年にロサンゼルスのハリウッドで開催。来場客50,000人以上、アート作品の売り上げは100万ドルを超え並外れた成功を収めた。
その人気は留まることなく、後に「マドンナ」をはじめ、「レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」や「リック・ロス」など名だたる音楽家たちがアルバムジェケットのデザインを依頼するなど、活動の幅を広げている。